*テーマ
今回は亀屋食品株式会社 公式WEBサイトをレビュー。
亀屋食品株式会社は1964年設立、東京・千葉を拠点に輸入食材・酒類・飲料などを飲食店へ卸販売する企業です。
イタリアを中心とした食文化を発信しながら、飲食業界を信頼と品質で支え続けています
*サイトの目的
業務用の輸入食品・酒類・飲料などを卸売販売する亀屋食品株式会社の
企業概要・理念・沿革・サービス紹介を行う企業情報サイトです。
飲食店経営者向けに信頼と専門性を伝え、ECサイトやお問い合わせへの導線も設けて、
ビジネスパートナーとの関係構築が主な目的です
*フォントについて
デザイン上は読みやすいゴシック系フォントがベースで、
見出しには太字/大きめのサイズ、本文は中サイズで統一、視覚の統一感と可読性を重視した仕様と推察されます
*色彩計画について
サイト全体は、白背景をベースに、濃紺やグレー系のテキストを使用。
イラストや、背景に葉が舞うアニメーションなどで緑をアクセント色として使用しています。
清潔感と信頼感を演出しています。
*サイトデザイン

・ファーストビューは企業のスローガン「共に味わい、共に豊かに。」と、様々な食材が並び、スライドしていきます。
食材はセンターに到着したタイミングで、煙をあげて変身し、人物と食材の接点を表したアニメーションに変わります。
複数人で食事していたり、料理に使用していたり。この見せ方が非常にわかりやすく、スローガンとリンクしていて
素敵だと感じました。この食材と人物の入れ替わりがただの入れ替えではなく、煙を上げる事でより”変身”していると感じさせます。
企業理念・ブランドメッセージが視覚的インパクトでより共感されやすい構成となっています。
・メニュー階層も整理されており、会社概要/サービス紹介/沿革などへのアクセスがスムーズで、導線設計が分かりやすいです。
・国内外対応を意識した多言語リンク(英語・イタリア語)がヘッダーにあり、海外事業者にも対応。

・特に注目したいのが、「メッセージ」欄と「About」欄をつなぐアニメーション。
メッセージ欄でメッセージとともに1人の男性のイラストが立っていたところが、スクロールしていくと次々に人が増え、「About」欄私たちについてへつながります。
沢山の人のつながりとと、それらを食材がつないでいる演出が企業のストーリー性を高め、スローガン「共に味わい、共に豊かに。」を感じさせます。
所感
亀屋食品株式会社 公式WEBサイトは、イタリア食文化を軸にしたブランドストーリーを個性的なイラストと簡潔な文面で効果的に表現し、
凝ったアニメーションがそれらを引き立てていました。
企業の歩みや価値観が伝わりやすく、業務用卸としての専門性が明確に感じられ、信頼感のある企業サイトに仕上がっています。
また、清潔感のある配色と整然としたフォント使いはプロフェッショナルな印象を作り出し、情報の整理によって、訪問者が必要な情報に迷わずアクセスできる構造でした。
