1.テーマ
今回は、ブーランジェリー・ボヌール トップページをレビュー。
ブーランジェリー・ボヌールは都内に13店舗を構える、ベーカリーチェーン。
「焼きたてへのこだわり」を大切にしており、必ず30分に1度は焼き立てを提供しています。
ボヌールはフランス語でしあわせを意味し、「作り手の顔が見えるお店で、「安心・安全」なものを
ところせましと焼き立てのパンが並ぶ店内で「しあわせ」なひとときを提供」することをコンセプトとしています。
2.色彩
背景食はやわらかなホワイトベージュを使用。
セクションごとに塗り分けはせず、シンプルな見た目にまとめています。
アクセントカラーとしては「焼き立てのパン」を思わせるブラウンを見出しやナビゲーションなどで使用しています。
全体的にパンのビジュアルを多く採用しているのでパンを邪魔しない構成となっています。
4.フォント
一般的なサンセリフ体を使用(日本語はゴシック体)(’Noto Sans Japanese’, sans-serif)
「安心・安全」なイメージをつけるためにも見慣れたフォントは親しみ深く印象を良くしています。
一部、ファーストビューの「初めて焼き立てパンに出会った時の感動を」のキャッチコピーなどには明朝体を使用して
メリハリのある、ハッと目を引くデザインに仕上げています。
5.サイトデザイン

・ファーストビューは沢山のパンが並ぶ写真をヒーローイメージとして大きく表示、白い木目のテーブルを背景にしている事で
パンの茶色が目立ち、ナチュラルな印象をあたえています。
写真の上には「初めて焼きたてパンに出会った時の感動を」のキャッチコピーを配置。
大きなイメージではありますが、透過が入っている事でメインの写真を邪魔せず、かつ人目でサイトに訪れた方に
インパクトを残せる構成となっています。
・セクション内はパンのビジュアルを魅せる事に注力。お知らせ欄や、企業紹介のページは別に用意することで
トップページはパンの紹介と、より詳しい内容を知りたい方への窓口となっている構造です。
現在私はLPページを主に制作しているため1ページにすべての情報を置いていますが、このように各ページに役割を分担したほうが
やはり見やすさを保てるとともに伝えたい情報が明確にできるという良さを再認識しました。

・セクション内から、「商品カテゴリー」欄をピックアップ。
パンの種類ごとにキャッチコピーをつけて、それぞれの魅力を伝えています。
6.総評
ブーランジェリー・ボヌール トップページは色彩やアニメーションを抑えたシンプルな構成で、ナチュラルな印象をあたえながら
パンのビジュアルを全面的に目立たせる構成をとっておりました。
トップページは特にブランドのイメージをビジュアルで伝えるとともに、パンの紹介に注力することで情報を絞り、
ブランドストーリーやこだわりなどへのリンクを促すページとして分業がされていて、見やすさを作り出していました。
