＊視点
おたる水族館は、北海道・小樽の大自然に囲まれた海辺の水族館です。
特に海獣（イルカやアザラシなど）の飼育数は国内トップクラス。館内にある「海獣公園」というエリアでは、
海を仕切っただけの豪快なプールでアザラシやトドが自然のままに暮らしています。
そんな特徴を踏まえた上で小樽水族館の魅力が詰まったおたる水族館 公式WEBサイトをレビューしてきたいと思います。
＊目的/ターゲット層
・目的
おたる水族館の施設紹介やアクセス、観覧チケット情報などの情報提供をメインとしつつ
さらには関連する遊園地・研究活動・旅行プランの紹介を行い、来館促進と小樽水族館のイメージ強化を目的とした
総合 ポータルサイトです
・ターゲット層
一般観光客（ファミリー層含む）
学校・団体見学者（団体受付・教育プログラムが完備されています。）
水族館、特に海獣を愛好している方々。
＊色彩計画
メインカラーは紺・青を基調とした海洋イメージ。
ポップなアクセントとして水色・白を多用し、水や泡を連想させながら清潔感・爽やかさを演出。
重要情報（営業時間・新着・イベント告知）は赤やオレンジで際立たせ、視線誘導がされています。
＊サイトデザイン
１、ファーストビュー
- キービジュアルには、イルカ、トド、アザラシなどの水族館で人気、かつ小樽水族館が誇る海獣達の写真がゆっくりと
変わっていきます。顔面ドアップのインパクトあるキービジュアルが一気に小樽水族館のイメージを引き立て、
サイト訪問者の「行きたい気持ち」を引き起こす視覚的訴求力があります。 - ヘッダーは、ロゴ＋グローバルナビ＋多言語切替＋問い合わせ系情報がコンパクトに配置。
-
下部には、本日の営業時間、料金、館内マップ、アクセスがキービジュアルに被る形でファーストビューに配置されています。
特に、本日の営業時間はリンクではなく直下に時間を表示しているので
来館前に一番必要な情報をすぐに伝え、不安を解消しています。 - UI設計としてもう一点、CTAボタン（ご利用案内／いきもののじかんなど）がスクロールを必要とせず、
ファーストビューに組み込まれているので直感的に行動へ導く導線が整備されています。
2、information
No.021 おたる水族館 公式WEBサイト レモンな向上心|WEBサイト100選
- スクロールすると、ピックアップ欄（各お知らせイベントのバナースライダー）、information欄へと続きます。
どのセクションにも画像を多く使用し、館内のイメージを膨らませやすく配置しています。 - 今回は特にinformation-水族館についてはこちら-をフォーカス。
上段は特に画像を大きく割り振り、おたる水族館の説明へリンクを配置。中段は、施設案内。下段は様々な入場者にむけて
授乳室・車椅子・電動カートなどのバリアフリー整備情報をご案内。場所が明確で、安心感のある設計です。
＊ピックアップ―「ココもスゴイ！おたる水族館の魅力！」ページ
生き物の紹介や、調査研究、飼育員の仕事について、などなど様々なページがある中で今回は
水族館の魅力を紹介しているこちらのページをピックアップ。どのページにも共通していることですが、生き物や
水族館全体を移した大自然の写真を多く使用しています。
本文中にはおたる水族館にしかない、特別な体験をメインに魅力を伝え、サイト訪問者にここへ行きたい！と行動を促す
ページとなっておりました。
＊所感
おたる水族館 公式WEBサイトは、訪問者が知りたい情報を見やすく整理し、視覚的におたる水族館の魅力を伝えるサイトデザインとなっておりました。特にファーストビューでは、動物たちの写真と最新情報がバランスよく配置され、視覚と利便性の両面で高い完成度があります。「行きたい！」というユーザーの行動を強く促す導線です。また、色彩は海の世界をイメージした紺・青が親しみやすさと安心感を与えておりました。